ロッテルダム(Rotterdam)は空襲にあっているために近代建築が斬新
オランダは田舎の風車のある風景や運河沿いにある海運で財を築いた富裕層たちの家などの風景ばかり思い浮かべてしまいますが、オランダ第2の都市、ロッテルダムは第二次世界大戦でナチス・ドイツ軍の空襲にあったために、ほとんどの建物が崩壊されてしまったために現代的な建築が目立ちます。
アムステルダムは古い建物が残っているのに対して、ロッテルダムは、シティホールや教会などの古い建物がところどころにありつつも、それよりも多くの現代建築が機能的にならんでいる感じ。
背の高い大きなビルも、窓の形が変わっていたり、橋の形状もシンプルでモダン。
アムステルダムと同じ国だとは思えないほどです。
その中でもキューブハウスというのがガイドブックで目を引き、アムステルダムから1日観光してみました。
これぞ空間デザイン
ロッテルダム中央駅を背にしばらくまっすぐ歩いてから、左の方向へ進んでいくと地元の人にも観光客にも大人気の大きなMarkhal(マルクトハル)というマーケットがあります。
ここは食が好きな人ならば本当に楽しいので別にご紹介しますね。
このマーケットの大きな建物を抜けると、少し先に黄色いキューブハウスたち (Cube Houses -Kubuswoningen) が見えてきます。
1970代後半に、オランダの建築家ピート・ブロム(Piet Blom )氏が、市の計画の一環として依頼されて建てたものだそうです。
すべてが45度の角度になっていて、外から窓辺を見ると、モノが傾いているような気もしたりして、中が気になる~!
それにしても、この斬新な建物が今や40年ほど以前に建てられたものだと思うと、普通は考えられないようなアイディアを思いつき、実践してしまう、そしてそれを許容するお国柄に感心してしまいます。
地面に面している部分は僅かで、上に向かって、横にも広げる・・・まさに「空間」の画期的な利用法。
キューブハウスの中での生活は!?
キューブハウスには住居だけではなく、コーヒーショップや小物のお店などもあるので、中庭で一休みしてコーヒーを片手にその先にある運河を眺めてみるのもいいです。
気になるキューブハウスの内側。。。
下から眺めていても、窓が45度の角度になっているとあって中の様子は良く見えず・・
中を見てみたい!ということで、オープンハウスとなっていてミュージーアム化しているキューブハウスにはいってみました。
入口で大人1人3ユーロを入口で支払います。
階段はやっと一人が通行できる程度なので、入る人と出る人が入れ替わり立ち代わり・・・
ここを開放しようと思ったオーナーさん、意外とちゃっかりしているのかも!? 毎日大変な数の観光客ですからね!
ところで、公式サイトによれば、このキューブハウスのとんがり屋根は、木々のとんがりを表しているそうです。
住んでいる人達にしてみれば、森の中の一部にいるような気分なのかもしれません。
入口からあがっていくと、ソファーがあり、キッチンやリビングがあります。
2階に上がるとシャワールームがあり、ベッドがあるお部屋があり、なんだか屋根裏部屋のようで可愛い!
窓辺のデスクもとっても集中力が高まりそうです。
トップフロアは太陽がさんさんと降り注ぐので、植物などを置いてまったりとくつろぐのに最適な場所。
背が高い人でも、意外に大丈夫なように設計されているのがさすがです。
ロッテルダムのキューブハウスは宿泊も可能
行くまで知らなかったのですが、宿泊することも出来るんですね。
Booking.comでちょっと見てみましたが、1ダブルベッドルームで7000円台くらいで安い!
体験的にはとても面白いですよね。
ロッテルダムは、アムステルダム中央駅から列車で1時間以内で到着します。
日帰りでもちろん簡単に行けますが、せっかくならキューブハウスに泊まってみるのもいいなあ、と思いました。
↑ キューブハウスから下を眺めた風景
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