Facebookの思い出の投稿・・・でちょうど去年の今頃、8月最終週に土地を探しにきていたことがわかります。
その際にお借りした一棟建のキャビンは原村の「阿Q〜はなれinn八ヶ岳」さんです。とても素敵なご夫妻が運営されていて、色々な着想を得ました。
昨年、一瞬で「良い気」を感じたこの富士見町の土地が心から離れなくなり、清水の舞台から飛び降りる決心をして1年。着実に工務店さんのご担当者とプロセスを進め、色々な細かな決定を重ね、今回の訪問の目的は来月の引き渡し前の最後の打ち合わせです。
楽しみにしていたものが設置されていました
見るのをとても楽しみにしていたものが2つあります。1つ目は家の幅いっぱいのウッドデッキ。これから色を塗っていただきますが、気持ちいい〜。頑張って大きなデッキにして良かった! 今まで昼間にしか来ていませんが、ここで朝淹れたてのコーヒーを飲むことや、夕焼けや星空を眺めるのが楽しみです。
2つ目は・・・・自分でネット上をうんと探してやっと好みのものをAmazon.comで見つけ、アメリカから運ばれてきたキッチンのペンダントライトです。
このライトの下に、これから二週間ほどの間にアイランドを作ってもらいます。アイランドのノブをどれにしますか?と聞かれたので、
「あ、じゃあ買ってきます!」
ヨーロッパのアンティーク市などでよく見る色々な種類のノブ。こんなの使いたいな・・・と思ってもなかなか使う場所がなかったりしたので、チャンス! とはいえ、今は旅先で探すわけにはいかないので、Zara Homeで買ってこようかな。
今回、ちょっとしたインテリアやファブリックでお世話になったお店はZara HomeとClub ESTAです。気に入ったテイストのお店が見つかると統一感も出るし、探す時間もカットできます。(Club ESTAを教えてくれたのはインテリアのお仕事をされているご主人を持つお友達です♪感謝)
ちょっとした遊びのアクセント
結構選ぶのに時間がかかったというか、悩ましかったのが実はウォールペーパーとアクセントのタイル。
LIXILのショールームではタイルサンプルをたくさん見せていただいたものの、今ひとつイメージが湧かず・・・名古屋モザイクのカタログを取り寄せて、出来上がりを想像しながら選んだのがこちらです。
ブルーが洗面所用、ベージュがお手洗い用です。アクセントなのでそんなに大きなスペースではないけれど、迷った、迷った・・笑
アクセントという意味ではウォールペーパーもガチャガチャにならず、少しだけ個性を出すには・・・?と悩みまくり、大半の壁は無難なすこーし塗壁風の白にしたものの、寝室やゲストルームの中の1面だけは別の壁紙にしたりしました。
そして自分の書斎のこの一面も。
L字型のデスクを設置し、窓の横に本棚をつけてもらいます。壁紙は他のショールームも見たものの、結局はサンゲツのオンラインミーティングで決定しました。
ショールームでは勝手にカタログを見まくっても決まらず・・・サンゲツはオンラインミーティング1時間だけだったものの、プロがアドバイスしてくれることでまあまあサクサク決定。やはりこういうところにプロが入る価値がありますね。
カーテンか、ブラインドか、ロールカーテンか?
以前家を建てた際には(離婚してもう縁がなくなってしまったけど・・!苦笑)、自分たちの世帯のフロアのカーテンを個性あるものにしたくて、わざわざタイシルクのカーテン生地をバンコクから運んできたりしていた私。一部はなんとジムトンプソンで購入という贅沢さ・・それでも当時は日本での仕立て代の方がよほど高くつきました。
今回は山の家なので、なるべくシンプルなテイストにしたく、迷わずメインの窓にはウッドブラインドを。キッチンは、水を跳ねるような生地のロールカーテンを。
人生最大の英断だと思う
打ち合わせの最後は、監督さんとブラインドの打ち合わせに来てくださった業者の方と、地元の話や鹿と車が衝突するとやばい、などという話でひとしきり盛り上がり、ちょっとだけ夕方の日差しになりかけた頃に解散となりました。
緑で溢れた八ヶ岳の道路を、眩しい光を浴びながら運転しながら考えていたことは、今回の別荘建築は私にしてみればものすごくお金もかかっているけれど、人生最大の英断だったかも・・・ということです。
帰る準備をしていると、近所のご家族やお隣の方がお散歩で通りかかってご挨拶。みんな自然の中では穏やかで笑顔。週末ごとに来ているというご家族の子供たちも日焼けしてとってもいいお顔です。別荘地区に子供たちの声が聞こえるのは心が弾みます。
その子達が興奮して話してくれたのは・・・我が家と彼女たちのお家の境界線のところに、なんと鹿の寝床ができているらしい・・・わお・・。今はそれが意味するところを判断しかねてはいますが。。笑
パパさんがおっしゃるには、
「追い払ったとしてもいっぱいいますからね」
確かに・・・
運転中に鹿を跳ねてしまうと車はほぼ廃車・・という話を聞いた直後だったので、思わず監督さんに、
「鹿は家の窓ガラスに向かって突進したりしませんよね?」
とアホな質問をしてしまいました。
自然の中で暮らすこと、そして美味しい野菜や果物がたくさんあること、お庭を作ることを楽しみにしています。(さっそく鹿が食べない植物をリサーチし始めました!)
そして、素敵な近隣の皆様とも少しずつお知り合いになれて、優しい環境でゆっくりした時間を過ごすこともとても楽しみです。
今までも、人生の方向性を変えたい時には自身の環境を変えてきました。今回の別荘建築は、その中でも自分に出来うる中での最大の環境作り。
来月は忙しくなります。