2009年3月、入院するまで
ほとんど毎日検査のために病院通いしていました。
そんな時、本屋さんで目にとまったのがこの本。
ダビッド・シュレベール氏の『がんに効く生活』。
医者であるシュレベール氏が、
たまたま友人医師を手伝うつもりで
実験台で脳スキャンを受け、偶然発見された脳腫瘍。
西洋の科学的な治療のみを信じていた氏が、
徐々に食事や生活そのもの、
特に愛する人と一緒にいて心の平安に開眼していく様子など、
闘病中、何度も何度も読み返しました。
ただ単に肉はダメ、野菜中心で、オーガニックで、
などと書いてある本よりも
心に響いてきて、拠り所にしていました。
特に「愛のある生活」は本当に大事だと思うんですよ、
がんを克服するにあたって。
気持ちの面が一番大切だと私は信じています。
入院した4人部屋にいた女性達は、
全員といっていいほど皆さん明るい、元気、活発な感じ。
どうしてこんなに元気に見える人たちが
ガンになっちゃったんだろう・・・と思っていました。
そしてご家族が入れ替わり立ち代わりやってくるのを見ながら、
いいなあ〜、と思っていました。
私は実家の母が毎日様子を見にきてくれることが唯一の救い。
(両親や兄弟には本当に心配をかけました、ごめんなさい。)
ただ、母がカフェテリアでひとりうつむいて
沈んでいるのを見たときは辛かったなあ。。
友人達にはほんの一握りの親友にしか
本当のことや病院名も知らせなかったし。
でも孤独というよりもだんだんと
「何があっても自分で受け止める」
という闘志が湧いて来たという感じでしょうか。
離婚後数年たって、
アメリカ育ちの夫と再婚する決め手となったのは、
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