2018年1月1日、アムステルダムからミラノへアリタリア航空で移動しました。
一応インターナショナル路線な訳ですが、EU内なので国内線のようなもの。座席は正直狭すぎて、1時間半のフライトだからまあ我慢できるか・・・といったところでした。(苦笑)
でも、短くて安い路線なのに、「今入会してくれたら4000マイルプレゼント!」と破格のマイレージクラブのオファー。
今後使う予定はあまりないと思うけれど、いつかいい事あるかも?
ということで、「MileMiglia」プログラムに入会しました。:-)
元旦のミラノのお店やレストランは閉めているお店も多い
今回の旅で選んだのはヴェネチア広場にあるシェラトンダイアナ・マジェスティック。
ホテル名からしてエレガント!と思ったのですが、外観は本当に品があって素敵です。
フロントの紳士たちもとても親切で感じが良く、とても快適な滞在でした。
元旦の午後にチェックインを済ませて早速大聖堂ドオーモの周辺を散策してみましたが、さすがに1日は普通のお店やレストランは閉めているところが多いようです。
ただ、ドゥオーモの周辺にはクリスマスマーケットの屋台のお店が多く出ていて、ご当地お土産や食べ物のお店が活況を呈していました。
New Year Holidayで訪れている世界各地からの観光客もとても多いので、お目当てのドオーモ大聖堂の中に入りたい人達で気が遠くなるほどぐるぐる長蛇の列。
「これは出直しだわね・・・でもいつ来てもこうなのかしら?」
不安に思いながらも、翌朝、朝一番に再チャレンジ!
8時からチケットオフィスが開くというので、ホテル周辺のカフェで朝ごはんを早めに済ませてMETROに乗って7時40分ごろに到着!
(※チケットオフィスはドゥオーモに向かって右側の道に面してあります。)
ちなみに、イタリアのカフェの多くは7時~7時半ごろ開店していて仕事前の人達や地元の住人達でにぎわいだします。
クリームやジャムの入ったクロワッサン、ハムチーズクロワッサン、生ハム(パルマハム)とチーズのサンドイッチやサーモンベーグルなど、とても美味しいです。
フレッシュオレンジジュースを作ってくれる店も多いので朝ごはんはカフェで十分満足出来ます。
ミラノのドゥオーモカテドラル(大聖堂)は朝がお薦め!
8時にチケットオフィスが開くというので、少し前から並び始めましたが、数人しか並んでおらず、すぐに大聖堂内に入れました。
ただし、屋上へ上がるのは9時から。そして、地下の展示を観ることが出来るのは11時からです。
↑チケットオフィスがある側
地下展示が11時からなのは、普通のミサを朝行っているからではないかと思います。
私達は次の予定があるので、地下は諦めて大聖堂内と屋上へ。
屋上へ行くには、エレベーターを使用するのと階段利用で値段も入口も異なります。
最初に大聖堂を鑑賞したら、いったん外へ出てエレベーター使用の入り口に並びました。このエレベーター一度に何人かしか入らないので、やはり空いている朝がお薦めです。
屋上へ上がると・・・・快晴のもと、素晴らしい景色が広がっていました!
じゃーん!
尖塔の上にそびえる彫像が朝日を浴びて神々しく荘厳な景色です。
スイスアルプスまで望めるこのDUOMOの屋上を訪れた偉人達の言葉が素敵です。(ドゥオーモ公式ガイドブックより引用)
「ゴシック様式の白いまぶしい、そして細い尖塔で飾り付けられたこの芸術の素晴らしさ。
それは、まるでアルプスから転がり落ちてきた氷の破片のようである。」
(ヴィセンテ・ブラスコ・イバーニェス 1896年)
「ミラノでは、疲れていたにもかかわらず、ドゥオーモの屋上に上がった。大理石で作られた華麗なる庭園の見事な聖人像に囲まれ、楽しいひと時が流れた。」
(ヘルマン・ヘッセ 1903年)
「理性を脱ぎ捨て、気まぐれで造り上げたようなこの建築物は、狂気的な慈悲の幻想の合意である。」
(スタンダール 1818年)
「真夜中の零時、月明かりのもと、大理石の白い聖人たちは天から降り、我々の耳元で秘密にあふれた古い歴史をささやきながら、我々を広場へと導く。」
(ハインリヒ・ハイネ 1826年)
「なんと見事なカテドラル!それは、雪に覆われたアルプスの山々と顔を突き合わせて向かい合っている。」
(エリザベス・バレット・ブラウニング 1851年)
高所恐怖症ではない私でも、屋上のヘリまで行くとちょっと恐いかも・・と思いましたが、でも好奇心がまさります。これは本当に気持ちの良い体験でした。
一番高い尖塔には高さ4メートル以上もある黄金のマドンニーナ(聖母マリア)が街全体とそこに住む人々を見守ります。
このマドンニーナを含めるとドゥオーモの高さは108.5メートル。だいたい地上30階建ての建物と同じくらいの高さ!Wow!
ドゥオーモ(DUOMO)はドームス(神の家)としてキリスト教社会と市民社会の統一を表現したものだそうです。
1386年ごろから建設に着手しはじめ、それから何世紀もかけて今のカタチにまで完成したものです。
特に見事としかいいようがないと思ったのは柱の太さ加減とその高さ。これってどうやって当時積み上げたのだろう??と思うとその技術の高さと正確さに驚愕の感があります。
日本のお城などでも、重たく大きい石をどうやって積み上げたのか?と感心するものは多くありますが、ドオーモ大聖堂はその巨大さ、高さ、美しい彫刻の精密さにおいてやはり卓越した美しさがあると思います。
そして上を見上げるとキリストの十字架。
ステンドグラスの美しさも忘れてはいけません。
今となっては地下聖堂の見学が出来なかったのは残念ですが、またミラノを訪れる口実に・・・
全部を見学するのであれば、やはり最低2~3時間は取りたいですね。
夕焼け時もきっと美しいと思いますが、空いている朝、ドゥオーモカテドラルに住む神々しい聖像に出会う・・・とても心が澄み渡る、そして現実から離れた理想郷を覗いたような、そんな気持ちにさせられた場所でした。
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