出張の最終デスティネーションにいく前に乗り継ぎとなる香港で週末一泊することにしました。
以前は仕事上、一年に数回は来ていた香港ですが、今回は6−7年ぶり。円安の今の時期は、過去には1万円を換金すると最高900HKDくらいになった時期もあるけれど、たったの500HKD! なので、今回はお買い物ではなく、ただただ懐かしの街を歩く1Day trip。
空港からエアポートエクスプレス(AEL)は当日に戻ってくるなら115HKD。空港の近くにとったホテルのスタッフからは、「エアポートエクスプレスは高いですから、シャトルでトンチョンまで行って地下鉄がいいですよ」と言われたものの、Same day return =115HKD ならば悪くないし、なんといっても時間の節約です。
香港駅に到着するとそこはIFCショッピングモール。そこからビル同士がある程度橋で繋がれているので、サクサク歩いて移動できます。
目的は懐かしの街歩きとできたら麺でも食べれたらいいかな、くらい。街を歩き出した途端、懐かしのなんとも言えない香港独特の空気感、匂いを感じました。
まずは大好きなマンダリンオリエンタルホテルに足を運んでみました。ローズジャムをよく買っていたっけ・・・そして朝ごはんの蜂蜜も美味しかった・・・とおそらく10年は前の記憶を呼び起こします。
香港の好きなところの一つは、世界有数の素晴らしいものを見れることです。東京でも探せばあるのかもしれませんが、見たことがない世界一流のブランドのお店などのウィンドウショッピングも、手に入れられなくても幅広く良いものを見て、それを身につける人たちを想像するのもなんだか楽しいものです。
香港のアイコン的存在でもあるトラムに圧倒されながらどんどん歩いてスロープを上っていくと、もう数時間したら断然盛り上がってくるランカイフォン、健在です。夕刻の早い時間からすでにテラス席で飲み始めて語らっている外国人も多く、自由な雰囲気。(かなり蒸し暑いけど、気にならないみたい・・)
イギリスのコロニアルな風合いを残すものは少なくなりつつあるものの、古い建物の外観を残しているものも多く、フォトジェニックです。
しばらく歩いていると小腹が空いてきたので、麺屋さんを探すことにしました。ワンタン麺屋さんが向かい合っていて、向かいのお店のメニューを眺めてから振り返ると、窓越しに、麺を作っているスタッフがじっと私を見ています。(香港ではガラス窓でわざと麺やワンタンを作っているところを見せるところが多い)
そちらのお店の方がなんとなく雰囲気が好きだったので、そちらへ。王道の雲呑麺と空芯菜炒めを頼んで92HKD。以前は1000円ちょっとね、安い!となったところ、今は1700円くらい。でもこれが、見た目は小さいボウルなのですが、麺の量は大して多くはないものの、プリップリのえびが入った雲呑が下に6個くらい沈んでいて、めちゃくちゃ美味しいのです。大満足。
最後はやはり夕刻のスターフェリーです。あいにくお天気は曇り空でしたが、ほんのしばらくの船の旅を楽しみました。なくならないで欲しいな、この雰囲気。
ビクトリアハーバーは龍が山から降りてきて水を飲むところ。気、エネルギーがたまっている場所だと信じています。ここで気をもらえば、ぜったい良いことが起きるような、風水の力にあやかれるような、そんな気分。
さて、今日は本来の目的のシンガポールに向かいます。