小さい頃から陸上部やテニス部など運動部に入り、
バレエを何年も続け、
いつも友達から「姿勢がいいね!」
とほめられていた私は、
健康とバイタリティーだけが取り柄 とずっと思っていました。
ある年、仕事上のストレスがキツいなぁ、と思っていた頃、
健康診断で要精密検査と言われ、
何か婦人系の嚢腫でも?といぶかりながら
某市立病院へ。
30代くらいの男性医師の最初の診断は
「もう少し様子を見ないと分かりませんから、4か月後くらいにまた来てください。」
私はとても不安になり
「そんなに後でもいいんでしょうか?」
先生曰く
「じゃ、3か月後にしましょうか?」
言われた通り、3か月後に病院へ行くと
その医師はあまりに大きく肥大した卵巣に驚愕、混乱。
診断は「おそらく悪性」
混乱とイライラが声に出ていて、
看護師にも怒鳴りつけながら手術の空いている日を確認する医師。
誰だよ~、4か月後でいいでしょう、なんて言ったの!
あれは2009年2月だったけれど手術出来るのは4月に入ってからだと
その医師が言うので、もー、私切れました。
「自分の命を懸けて、そんなに待てません。」
医師は・・・
「他の患者さんも皆、待ってるんですよ!」
絶句。
青天の霹靂でした。
急に降ってきた災い。
どうやって対処するべきか、頭がグルグルしながらも
親に電話しながら「がんばるから、あまり落ち込まないで」
などと言っていたことを思い出します。
どーしようもない医師に当たってしまって、この後どうしようかと思っていたとき
この後・・・
人との出会いで助けられることになります。
人とのご縁を大切にしてきたからこそ、こんな時に神様が助けてくれたのだと思います。
ガンという病気は、大切なことへの気付き、感謝、
そして切り捨てるモノを教えてくれる・・・。
人生の大事な転機となった癌。
今、突然の癌の告知にうろたえている人がいたら、
このブログで何か、そのような人の心に少しでも届くことがあったら
私も誰かのお役に立てるかも・・・
そんなことを想いながら、少しずつ回想していこうと思います。
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