年末年始のセールスタートは、イタリアでは1月5日ごろ!
アムステルダムでクリスマス後に楽しいショッピング体験が出来て、すっかりヨーロッパではクリスマスを過ぎるとセールらしい・・・そう思い込んで到着したミラノ。
(アムステルダムのクリスマスショッピング事情はこちらのブログ記事を見てくださいね♥)
なんだか様子が違う・・・ 赤いSALEの文字がない。
現在ミラノ在住のイタリア人の友人とその娘さんと夕食をすることになったので、
「ところで、イタリアのセールはいつから始まるの?」
と聞いてみると、早速ティーンエージャーの娘さんがスマホでさでくさくチェック。
「1月5日からスタートらしいわ。」
とのこと。聞いておいて良かった!
ミラノ2泊、ヴェネチア3泊、そしてまたミラノの同じホテルに戻ってくる、という旅程を立てていたので、後半のミラノステイではセールがスタートしているということね、と納得。
ちょっと調べてみると、イタリアではほぼ1月5日~6日あたりにセールがスタートするらしく、確かにヴェネチアでも4日の夜10時ごろにディナーを終えて街を歩いていると、せっせと値札に赤文字を入れたり、ウィンドウに「SALE upto 50%」などの文字を貼ったりして働いているお店の人達が目につきました。
ヴェネチアのお薦めショッピング地区とお店のご紹介
ヴェネチアでは、ヴェネチアらしいものを購入しようと思っていたので、今回ファッションのお店にはほとんど行っていないのであしからず・・・
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22マルツォ通り
サルヴァトーレ・フェラガモ、グッチなど、有名ブランドが並ぶ通り。
そのあたりにはあまり興味がない私がひっそりと小道をちょっと入ったところにあるお店のライトとウィンドウに目を魅かれて入って行ったお店があります。
お店の名前は、「FIORERIA」。22マルツォ通りをサンマルコ広場を背にまっすぐ行った突き当りくらいで、右に奥まった場所です。
個性的なマダムが自分でデザインしているというアクセサリーはどれも素敵で色を選ぶのに本当に迷いました。
イヤリングは20~30ユーロくらいからあるし、本当に小ぶりのものなら5ユーロのものも。しばし、おしゃべりを楽しみながらゆっくりと選ばせてもらいました。
アートLOVEな私としては、マダムの独創的な服装、黒いグランドピアノの上に飾られた美しいガラスのアクセサリーたちにすっかり魅せられてしまいました。
このお店は本当に穴場的お薦めですよ♥
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サン・マルコ広場周辺
サン・マルコ広場の中心には高級貴金属店とヴェネチアングラスのお店が軒を並べます。イタリアらしいデザインの指輪が欲しい!!と思いましたが、今回は諦めてヴェネチアングラスのアクセサリーに集中しました。(笑)
一番気に入ったのは、「PAUL &C.」と書かれたお店。
ここのウィンドウに飾られたヴェネチアングラスのイヤリングのデザインはちょっと他と違う・・・と最初に見かけた時からチェックしていました。
同じお店がムラーノ島にあり、それぞれ置いてあるセレクションが少し違うようです。
サン・マルコ広場の中心や、ゴンドラ乗り場のあたりにはたくさんの屋台が出ていて、マグネットや仮面、小さなペンダントなど、お土産を買うには困りません。
またサン・マルコ広場からリアルト橋へ向かうあたりには、多くのお店がひしめいています。似たものを売るお店も多いですが、仮面のお店、アンティークのお店、レースのお店、紙製品のお店などユニークなお店もいっぱいありますよ。古くから家族代々のお店、というところも多いのがいいですね。
ちょっと面白いと思ったのが、タペストリーのお店。家族代々継いでいるお店だそうです。
有名絵画のタペストリーや、クッションカバーなど、小さなものもあるのでお土産にもいいなと思いました。
Spadaria 691-692
San Marco 30124 Venezia
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リアルト橋
リアルト橋は幅が広い大きな橋なので、両脇にはお店が立ち並んでいます。
アクセサリー、ヴェネチアングラス、イタリアの紙製品、手作りのトレイなど、お土産にも自宅使いにも楽しいお店がたくさんあります。
リアルト橋やサン・マルコ広場やアカデミア橋などは標識が時折出ているので迷わないで行くことが出来るのもいいですね!
ヴェネチアは何しろ本当に道が入り組んでいて気に入ったお店を見つけても、もう一度行こうと思った時にはどこだか分からない!
ということが起きるので、本当に気に入ったら即購入がお薦めです。(笑)
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魚市場~サン・ポーロ教会~サンタ・マリア・グロリオーサ・ディ・フラーリ教会
実は、もっとゆっくり見たかったのがこの周辺のお店です。
魚市場と野菜市場の近くに素敵な革のお店を見つけて、次の日にやっぱりあのバッグを買おう・・・と思って探すこと数十分・・・・。
そう、迷ったのは私の話です。
確か、店を出てすぐに魚市場と野菜市場が見えたはず・・・この手がかりであっちこっちをジグザグに歩いてやっと発見!
ここのお店のマダムもとっても感じが良いですよ♥
あれこれ迷いながら、実に柔らかい牛革の通勤用バッグを200ユーロくらいで購入しました。TAX RefundのペーパーワークももちろんOKです。
そして、サン・ポーロ教会へと歩いていきます。
ヴェネチアにはあの狭い土地に135もの教会があるそうです。
教会を徹底的に回りたい場合には、そのようなチケットがあるので、最初に訪れた教会でパスを購入するのが良いと思います。
サンタ・マリア・グロリオーサ・ディ・フラーリ教会へ続く狭い道にも、なかなか楽しいお店が並んでいました。
私が特に目についたのは貴金属店です。ショーウインドーに並んだデザインを眺めるだけでも幸せな気持ちに。。。
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番外編 ムラーノ島のヴェネチアングラス
ムラーノ島には一度行っていたいと思っていました。
宿泊したホテルのコンシェルジュに、「公共の水上バスを利用しなくても、ガラス工場のシャトルがありますよ。」と言われたので、それは便利!どうせ工場見ておきたかったし!と思って手配してもらいました。
指定したピックアップ時間にきっちりと現れた素敵なボート。
工場へのシャトル、というので、いろんなホテルで客を拾っていくものだと思っていた私達はプライベートボートに乗れたことにはしゃぎつつ、ちょっとだけ嫌な予感も・・・(笑)
到着すると、工場のオーナー家族のシニョーレがお出迎えしてくれました。
「ボン・ジョールノ!ガラスファクトリーへようこそ!きっとあなた方を感心させることが出来ると思いますよ。」
さっそく中に入ってガラスを吹いて馬をカタチどっていく様子を見学。
天井には豪華なシャンデリアが所狭しとつりさげられています。
シャンデリアは、うんと小ぶりのもので、だいたい7000ユーロくらいからだそうです。
1925年に家族がスタートしたというこの工場へは、いろんな国からセレブリティや要職につく人々も訪れているようです。
形を見学の人々に見せるために作った馬や花瓶はすぐに処置をしないために、しばらく放置しておくと割れてしまいます。まだ真っ赤の馬の上に紙をのせると、ボッと炎が上がりました。
制作過程の見学を終えると、「この後はソーリー、シニョ-ラ、写真は撮らないでくださいね。」ということなので、写真はないのですが、まさにヴェネチアングラス美術館のようでした。
豪華で精密なシャンデリア、花びん、バイオリンの置物、馬、お皿、ワイングラス・・・。
今回、高価なお買い物をする予定はまったくなかったので、正直この後はどのような展開になるんだろうか・・?とちょっと不安に。
説明をしてくれる男性は、花びんをライトに当てていろんな角度で見せてくれたりして、特にマダム(=私)が何に反応を示すか観察している模様。
一応、表敬的に、「このお皿はいくらくらい?」とボート型をした美しいお皿の値段を聞いてみました。
小さいもので2000ユーロ、私が美しい!と思った少し大きめの40cmくらいのもので3400ユーロ、船便、保険込の値段だそうです。
イタリアでのお買い物はTax Refundもあるので、精巧な手作りの工芸品だと思えば価値はあると思います。
「綺麗ね、でも私たち地震のある国に住んでいるし・・」
と苦しい言い訳をしながら先へ進みます。
途中に、大きなシャンデリアサイズと思われる荷物が積み上げてあり、日本向けもありました。
最後に写真立てやアクセサリーのある小さなショップがあり、ちょっとホッとしたものの、こちらには全く力を入れていないらしく、デザインがイマイチで結局何も購入せずにお別れしました。
裏の出口を出てしばらく歩くと水上バス乗り場があり、そこから先、一本道でお店が並んでいます。
デザインがユニークなお店もあって、プレッシャーに負けてあの工場でアクセサリーを買わなくて良かった・・と思いました。(苦笑)
あ、置物など高価なものの質やデザインは素晴らしかったですよ、念のため。
さて、一番気に入ったアクセサリーのお店ではピアスなら35~50ユーロくらいから、ブレスレットは70ユーロくらいでしょうか。デザインと色が豊富でモダンです。
このお店は上述の「Paul&C」、サン・マルコ広場周辺にもありますが、ムラーノ島のこのお店のほうが種類が多かったように思います。
帰りは水上バスを利用しました。片道7.5ユーロです。何日間か滞在する場合は1日券、2日券などもありますが、ヴェネチアはかなり歩けてしまうので、必要な時だけ購入するほうが良いかもしれません。
見ているだけでもうっとり幸せな気持ちになるヴェネチアングラス、そしてヴェネチアならではの昔からの手工芸品、手づくりの価値を感じる旅でした。
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