初めての都市へ行く時には、交通の便の感覚をつかむのに数日かかったりします。
今回、夫のたっての希望で訪れたオランダ、アムステルダム。
自分の希望だけだったら、なんとなくラテン語圏を選んでしまうのですが、相手がいると行きたい場所はお互いバランス良く決めようね、
ということでこの地にやってきました。
人々はとても親切、自己責任でご自由に、というムードが漂う伸び伸びした感じのする国です。
空港から街までの交通はシャトルでストレスフリー
アムステルダムスキポール空港から市内へは、鉄道やバスもありますが、
事前に宿泊するホテルにメールで問い合わせて教えてもらったのが、
CONNEXXIONというホテルシャトルサービス。
オンラインで予約できるのが便利!と思って予約をしようとしたところ、
なぜかクレジットカードが上手く受け入れられなかったのでメールで質問したところ、すぐに回答がきました。
セキュリティが厳しいサイトになっているので、使っているブラウザによってはオンライン予約出来ないことも・・・とのこと。
「でも、Arrivalホール4番のスターバックスの裏手にあるCONNEXXIONデスクは朝6時から空いているので、そこでチケットは片道でも往復でもすぐに買えるし、10分もお待たせしませんよ。」
と教えてくれました。
他のタクシーサービス等の料金を見た時には、片道35ユーロほどしていたので、1台往復56ユーロは安いかと思います。
もちろん、スーツケースが何個かあるので5ユーロくらいはドライバーさんにチップをお渡しするのは別ですが。
シャトルバンは、なんとWi-Fiも繋がっているというサービスぶり。
帰りのホテルピックアップ時間も予約して、まったくのストレスフリーでした。
もちろん、荷物が少ない人、慣れている人ならば鉄道で中央駅まで行ってトラムに乗り換えれば、もっと安く済みますね!
美術館と市内トラムなどの乗り放題パス、「i amsterdam」パスが便利
アムステルダムでなんといっても便利なのはトラム。
主要な場所はこれでほとんどOKです。
そしてアムステルダムには多くの有名美術館があるので、
滞在期間内に精力的に美術館めぐりをしたい派には「i amsterdam City Card」が便利です。
<i amsterdam公式サイト>
https://www.iamsterdam.com/en/i-am/i-amsterdam-city-card
i amsterdam シティカードのお値段は日数によって異なります。
24時間(1日間) 57ユーロ
48時間(2日間) 67ユーロ
72時間(3日間) 77ユーロ
96時間(4日間) 87ユーロ
トラムだけのチケットを購入する場合も、24時間券(7.5ユーロ)、48時間券(12.5ユーロ)などがあります。
いづれにしても、滞在中はトラムにお世話になることは多いので、カードを購入するほうが便利です。
i amsterdam City Card購入は、中央駅近くのビジターセンターで。
アムステルダム市内トラム
アムステルダム交通機関マップのダウンロードもオフィシャルサイトからできました。
アムステルダムは中央駅から扇状にカナル(運河)とともに街が広がっています。
観光客が訪れる場所、美術館、教会、ショッピング等で良く使うラインは1~5番くらいまでを使いこなせばだいたい用が足ります。
中央駅にはAとBのトラム乗り場があるので、番号を確かめて乗車。
i amsterdamパスは乗車するときに、機械にタッチします。
降りたい駅が近づいたらボタンを教えて知らせますが、
メジャーなラインでは、乗降が多いので、
気付くとストップ場所の名前の横に赤字でSTOPと表示されていることが多かったです。
i amsterdamシティパスに含まれる美術館は?
便利なシティパスですが、ちょっと思い違いしていたことがありました。
なんでもこれさえあれば入れるに違いない・・・と思いこんでいたのですが、
レンブラントの「夜警」があるアムステルダム国立美術館(Rijks Museumーライクスミュージーアム)は17.5ユーロのチケット代金のうち、2.5ユーロの割引のみ。
また、アンネ・フランクの家は入っておらず、現在オンライン予約のみで、かなり先まで埋まっていたこと・・・などが想定外でした。
(アンネ・フランクの家の公式サイトから予約。現在、一時的にオンライン予約のみ、とあるので将来変更の可能性もあるのかも?)
とはいえ、人気のゴッホ美術館はもちろんi amsterdamシティパスに含まれていますし、思いがけずダイヤモンド美術館でうっとりとすることも出来ました!
ゴッホの作品は、オルセー美術館を始め、日本でのゴッホ展などで有名作品を鑑賞したことは何度もありましたが、
アムステルダムのゴッホ美術館(英語だとゴッホじゃなくて「ヴァン・ゴーミュージーアム」という感じの発音に。)では、
初期の作品から自殺する直前の作品、そして家族との手紙など、
ゴッホの苦悩と孤独、寂しさ、そして自然からのエネルギーを常に感じていたことなど
彼自身の人生がより深く迫ってくる内容でした。
有名な「ひまわり」、そして洋ナシや檸檬などが描かれたいろんな黄色と黄金色の絵画の輝きがとても印象的でした。
運河クルーズも利用可能!
運河クルーズ(Canal Cruise)は観光客には大人気。
いくつかの会社のクルーズが中央駅付近から出発します。
夜だと追加料金が少しかかるようですが、1時間半のツアーになるそう。
私達は寒いので昼間にしてみました。(約1時間)
運河の橋にライティングが施してあるので、夜もきっと素敵だと思います。
言語が選べる音声イヤホンで説明を聞くことが出来るので、アムステルダムの街の歴史も知ることが出来ました。
アムステルダムの家はぴっちりと運河沿いに隣接していて隙間がなく、ちょっと傾いている感じの建物があるのはなぜだろう・・・?
と思っていたのですが、このクルーズの音声説明で分かりました!
お引越しの荷物を入れる時に、リフトで窓まで家具を上げて家に入れるのですが、
その時に前のめりに傾いていれば壁を傷つけることがないからだそうです。
なるほどー。
レストランの割引などもi amsterdam City Cardに
i amsterdamシティカードにはレストラン割引もついているというので、リストを確認すると・・・あった!パンケーキ屋さん♥
それぞれのカードは24時間、48時間と期限がありますが、レストラン割引などは期限外でも使えるとのこと。
観光客向けのお店が多いのかもしれませんが、使える場所は25%割引など、割引率が高いので要チェックです。
パンケーキには、日本人の私達が見慣れたパンケーキ=アメリカンパンケーキと
オランダ風パンケーキ=クレープ風があるので好きな方を選んで、トッピングなども選んで楽しんでみてくださいね♪
※Pancakes Amsterdamの割引は朝食メニューのみ
初めて訪れたアムステルダムですが、i amsterdamシティカードと、親切な人々のおかげで快適な滞在です!
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