南アフリカ共和国に魅せられて ~Amazing South Africa ~


 

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南アフリカ共和国、と聞いて思い浮かべるイメージはどんなものでしょうか?

サファリ、広大な自然、ダイヤモンド、または危険な場所・・? 実際に訪れるまでは、「大丈夫なの?」という知人からの心配もあり少々不安な気持ちもあったものの、やはり行ってみると日本では負のイメージが先行しすぎていることを確信しました。

 

遠方のため、決して多くはない日本人観光客のほとんどは中高年のグループ旅行ですが、若い人達にも是非感動を味わってもらいたい国です。

今回アフリカの大地を踏みしめて、しばらく味わうことを忘れていた「旅」の感動が甦ってきました。

 

キャセイパシフィックで東京から夕刻出発して香港まで4時間半、香港からヨハネスブルグまで約13時間、ぐっすり眠り朝到着し、そこから乗り継ぐこと2時間でケープタウンへ。

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そこはヨーロッパやアメリカの比較的余裕のある層がバカンスに訪れるリゾートタウンです。

今回はThe Leading Hotels of the Worldの、文字通りテーブルマウンテンを見晴らすテーブルベイホテルと、植民地であった頃の歴史を感じさせるケープグレイスホテルに宿泊しました。

ホテルに隣接するウォーターフロントでは警備がしっかりしているため、安心して歩くことができます。ショッピングも充実しているので、価値あるダイヤモンドのお買い物も出来ます。(申告すれば税金が戻るので、為替次第では本当にお買い得です・・・!)

ケープタウンをベースにテーブルマウンテンにケーブルカーで上ったり、野生のペンギンを見に行ったり、(運と時期が良ければ途中でくじらにも会えます。)一本300円から700円位という驚き価格の上等なワインを楽しめるワイナリーを巡ったりと様々なアクティビティを楽しむことができます。

中でもテーブルマウンテンの上から見る景色は、左がインド洋、右が大西洋ということで、南半球のほぼ南端に来ていることを実感させてくれます。夕暮れ時にホテルのクルーザーでカクテル、とプチセレブ気分を味うのも新婚旅行やAnniversary旅行などにはぴったりの演出ではないでしょうか?

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ケープタウン滞在後ヨハネスブルグに戻り、空港からプレトリアを通り、リゾートシティ、Sun City へ向かいました。9月から11月ごろ、つまり南アフリカでは夏に向かうころ、行政府首都プレトリアでは紫色のジャカランダの花が咲き乱れます。ジャカランダはもともとはブラジルから植樹されたそうですが、丘の上から見ると街がところどころ紫色に染まっているようです。並木道を通ると芳しい香りがただよい、豊かな気持ちに・・。

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アフリカンテイストたっぷりのThe Palace of The Lost City at Sun Cityで優雅な宿泊をしつつ、翌朝は4時半出発で今回の目玉、気球とサファリへ。真っ暗な道路を突然横断するキリンなどに遭遇しながら草原を走る間、ふと見上げると星が空一面を埋め尽くしていました。こんなにキレイな星空はかつて見たことがなく、素直に感動!

気球をバーナーで暖める間、レンジャーのお兄さんがライフルを持って見張っているのにはちょっと身が引き締まりましたが、無事好天候の中、気球が静かにあがっていきます。壮大な草原と山々を気球から見下ろし、インパラの群れなどを発見して大喜びし、美しい朝日に染まる湖と山の景色にまた感動。自然が与えてくれる感動は他にはないものがあります。

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気球を降りてからは、車で動物を探しながらゆっくり移動します。他の観光客を乗せた車のドライバーと情報交換しつつ、めぐり合えたのはラッキーなことにライオン!その悠然とした雄雄しい姿にはこちらまで背筋がのびてしまうような気がしました。

他にも、キリン、ダチョウ、サイ、シマウマなどなど。自然の中で出会う動物は動物園で出会う動物達とは全く違う印象でした。やはり自分で生きている責任感と危機感が感じられるというか・・雰囲気が全く違うのです。

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最後に、忘れられないのは現地の人々の温かさです。ホテル滞在中に出会った従業員の方達は、とても素敵な笑顔の人ばかりでした。

最後の夜、野外に設置されたガゼボで食事をしました。コーヒーを飲み終わったころ、ウエイターを勤めてくれていた人たちに歌をリクエストすると、大地から湧き出るかのような声でアフリカンソウルミュージックともいえるような歌を歌ってくれました。

10名ほどで食事していましたが、皆自然に席を立ち、テーブルを囲むようにその歌にあわせて踊ったことは決して忘れられない思い出となりました。満面の笑みと包み込むような温かさからアフリカの大きさを感じた時でした。

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確かにちょっと遠いところです。しかしながら、南アフリカには先進国に慣れてしまった私達に教えてくれる魅力がたくさん詰まっているような気がします。そしてしばらく忘れていた旅することの感動と自分をリセットするピュアな気持ちを取り戻すのに最高のデスティネーションでした。

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【ケープタウンの挨拶紹介】

★結構これだけでも現地の人々と心の交流が・・

Lekker (le-kh-err) Nice, Good

Nkoshi (n-koh-si) Thanks

Yebo! (Yeah-boh) Yes!